Interview

次世代の製品を育て、
市場に送り出し、
新たな事業の柱を生み出す。

Aiko Takahashi

次世代プロジェクト本部 事業開発部 事業開発課
2020年入社
グローバル・メディア・スタディーズ学部グローバル・メディア科卒

現在の仕事

次世代製品の企画立案

Profile

Aiko Takahashi

入社動機

グローバルに活躍できるフィールドがあることに惹かれました。先輩社員との交流会を通じて感覚的な心地良さがあり、「この人たちと働いてみたい」と感じたのも入社の理由です。

異動歴 ※名称は当時のものです

2020年4月:次世代プロジェクト本部 事業開発部 事業開発課

One Day

08:15 出社、メールチェック、出張などの事務処理
09:00 社内でのWebミーティング。各プロジェクトの進捗報告
11:00 担当プロジェクトの業界調査、類似品調査
12:00 昼食
13:00 プロジェクトの開発メンバーと社内打ち合わせ(オンライン会議)。
14:00  Webミーティング。対話中の顧客候補と検討状況について共有
15:00 振り返り。今後のアクションプランを明確化
16:00 資料作成。翌日以降の打ち合わせの下準備
19:00 退社

次世代製品の事業化に向けて
戦略を企画立案する。

所属している次世代プロジェクト本部について教えてください。

ニコンは中期経営計画で注力する成長領域の一つとして「材料加工事業」を掲げています。この「材料加工事業」をはじめとする、新たな事業立ち上げを加速する目的で発足したのが次世代プロジェクト本部です。ニコンが長年培ってきた「高精度ステージ制御技術」「非接触3次元計測技術」「光利用技術」「画像処理技術」を活用した各種ソリューションでお客様のものづくりをサポートし、これからの事業の柱を育てていくことが次世代プロジェクト本部の役割です。

どのような製品を担当されているのですか。

私は、「高精度ローカライザー」「機内計測センサー」のプロジェクトを担当しています。いずれも、ものづくりの現場に適用される製品です。「高精度ローカライザー」はロボットアームや加工対象に設置したターゲットをローカライザー (対象物にレーザーを照射し、反射したレーザーを受け取ることで空間上の位置を高精度に計測する測定機)でとらえることで、3次元空間内にマイクロメートル単位の精度で座標を構築して絶対位置の測定を実現します。「機内計測センサー」はマシニングセンタなどの工作機に搭載されるもので、高精度のセンサーで加工機内の状態を計測。属人的な作業を自動化することに貢献します。私はこれら製品の事業化に向けた企画立案を担当しています。どのように世の中に発信し、どうすればより多くのお客様に支持していただけるか、そのアプローチと製品内容を検討し戦略を立てていくのが私の業務になります。

※マシニングセンタ:切削加工で使われる工作機械のひとつ

ものづくりに革新をもたらす
「売れる製品」を市場へ。

具体的には、どのような取り組みを行っているのですか。

市場調査や業界の有識者へのヒアリング、展示会出展、他社類似品調査などを通じて、情報を収集し分析することが重要な作業になってきます。これらの情報からターゲットとする市場規模を把握し、将来的な収益・収支を見極めていきます。同時に各種情報を製品開発メンバーにフィードバックし、メンバーとともに製品内容の検討を進めます。そのような取り組みを進め、最終的に「売れる製品」を世の中に生み出していくことが最大のミッション。ものづくりの世界に革新をもたらす可能性を秘めた製品に世の中に出る前から携わっていること、そして現時点でいかようにも自分たちで戦略を立てられる点に、仕事の魅力を感じています。その活動の結果が何かしらの形で見える化したときに、大きなやりがいを得ることができると思っています。事業化に向けて着実に段階を踏んでいきたいと考えています。

理系出身ではないけれど、
地道に、ひたむきに事業企画と向き合う。

印象に残っているエピソードを教えてください。

私は理系出身ではないので、入社当時は技術的な話についていくことができず、日々、戸惑いや焦りばかりでした。それでも、周囲の人たちに教えていただき、サポートを受けて目の前の業務をこなしていくうちに、少しずつ理解が深まっていきました。1年目が終わるころには社内外の打ち合わせや展示会などで、自分の担当プロジェクトについて説明し、アピールできるようになっていました。心掛けていたのは、疑問に対して自分で調べて整理した上で質問し教えてもらうこと。そのやり方で頭の中に刻み込まれ、血肉になっていきました。今もまだ半人前ですが、初心を忘れずに、勉強すること、周囲から吸収する姿勢を大事にしていきたいと思っています。そして企画の立場からプロジェクトに貢献できるように努めていたいですね。

私の2030年のありたい姿

2030年はちょうど入社10年目となり、個人としても大きな節目を感じる年。自分の担当している製品が、多くの人たちに実際に使っていただいている、そんな世の中になっていれば嬉しいですね。今は国内を飛び回っていますが、海外にも発信していくべく、国内外問わず通用する人材、そして責任をまっとうし周囲から信頼される人材に成長したいと思っています。

Off Shot!

幼少期から高校時代まで水泳に打ち込んでいたこともあり、スポーツが好きです。特にサッカー観戦は楽しみの一つ。写真は、埼玉スタジアムで行われた日本対ベトナムの試合を観戦したときの一枚です。観るだけでなく、ジョギングや水泳など、時間をみて体を動かしています。

※社員の所属やインタビュー内容は取材当時のものです