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高精細・高信頼性が求められるマシンビジョン用途に最適化

産業用カメラレンズ Rayfact

高度化する検査工程にクリアな視界を提供

高速・高精度が求められる製造現場において、
検査や品質管理の精度を支える重要な要素が産業用カメラレンズです。
ニコンのRayfactシリーズは、カメラ・半導体レンズにて長年培ってきた光学技術を結集し、
μmレベルの微細な欠陥も正確にとらえる
業界最高水準の産業用カメラレンズをラインナップしています。

外観検査とは
民生用レンズと産業用レンズの違い
エリアセンサカメラでの用途事例
ラインセンサカメラでの用途事例
ラインナップ

外観検査とは

外観検査とは ― 欠陥検出と品質安定化の要

外観検査とは、製品の表面や形状を観察し、傷、汚れ、欠け、異物混入、印刷ズレなどの不良を検出する工程です。製造ラインにおいて欠陥を早期に発見することで、品質の安定化や不良流出の防止に大きく貢献します。製品の微細化や生産スピードの高速化に伴い、産業用カメラやレンズを用いたマシンビジョンによる自動外観検査が広く行われています。マシンビジョンの活用により、外観検査の品質と生産効率が大きく向上し、安定した品質保証体制の構築が可能となります。

民生用レンズと産業用レンズの違い

産業用レンズに求められる性能 ― マシンビジョンに最適化された設計

製造ラインの外観検査では、製品の微細化や複雑化に対応するため、より高精度で効率的な撮像が求められます。そのため産業用カメラレンズには、マシンビジョン用途に特化した設計が必要です。
Rayfactは、大型のカメラセンサに対応しているため広いエリアを一括撮影し、検査時間の短縮に貢献します。また、微細な欠陥や傷を高解像度で鮮明にとらえます。さらに、倍率を微調整できる可変倍率レンズをラインナップしています。検査対象となる欠陥を確実にとらえるためには、適切な倍率の管理が重要です。Rayfactは、お客様の要求仕様に適切な倍率のレンズをご提供いたします。
画面全体で均一な描写を実現するRayfactは、マシンビジョン検査の信頼性を高め、不良品の見逃しを防ぐ産業用レンズとして製造現場に貢献します。

マシンビジョンに最適化された Rayfact 3つの特長

特長1

大口径で広いエリアを一括検査。検査時間を短縮
特長2

最適な収差補正により、高解像度で鮮明な検査を実現
特長3

1本のレンズで広い倍率範囲に対応。検査対象に最適な倍率へ微調整

製品カタログのご希望、製品仕様に関するお問い合わせ、デモのご相談など、下記のお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。

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エリアセンサカメラでの用途事例

微細化が進む半導体ウェハやプリント基板などのパターンワークを、大型のエリアセンサカメラに対応したRayfactは広い視野かつ高分解能で検査。高解像度かつ均一な描写性能を備え、微細欠陥の検出など、多様な検査ニーズに対応します。

半導体パッケージ基板

基板表面には微細なパターンや配線が密集しており、わずかな傷や異物の混入が製品不良につながるため、高分解能での正確な撮像が欠かせません。こうした複雑な構造の微細欠陥をとらえるための検査工程において、Rayfactはその性能を発揮します。

プリント基板

基板上のパターンズレ、はんだのはみ出し、ショート、部品の欠品といった不具合を検出するには、細部まで鮮明に描写できるレンズ性能が不可欠です。
また、広範囲を一度にとらえることで、検査効率の向上に貢献します。

ラインセンサカメラでの用途事例

連続的に流れるシートや高性能フィルムを、大型ラインセンサカメラで広い視野かつ高速に検査。高解像度かつ精密な描写性能を備え、微細な欠陥も逃さず検出できるため、ラインスキャン方式による精密検査に最適です。

FPD基板

FPD基板（フラットパネルディスプレイ基板）の検査においては、微細な配線やパターンの欠陥を広範囲かつ正確にとらえることが求められます。Rayfactのレンズは、80mmの大型ラインセンサに対応し、広い視野での検査が可能なため、設置台数を削減できます。また、レンズごとの性能のばらつきが極めて少ないため、複数台使用する場合でも、視野全体にわたり高精度な検査を実現します。

光学フィルム、シート、印刷物

幅広のフィルムやシート、印刷物などは、Roll to Roll方式で連続搬送されるため、全体をスキャンしながら細部まで見逃さずに観察できるラインセンサカメラが適しています。
Rayfactは、均一な描写性能と高い解像力で、幅広の対象物の全域にわたる安定した検査を実現します。