Crosstalk

キャリア入社座談会:事務系

変革の進むニコンで、
世界に届く挑戦を。

MEMBER PROFILE

複合機メーカーから転職

Toshihiro Yoshida

次世代プロジェクト本部
事業開発部 事業開発課 課長
2021年入社

ホテル、航空会社、3Dプリンターメーカー、複合機メーカーなど、 規模も業種もさまざまな企業でキャリアを積む。 日本のものづくり企業で、海外へと発信できる事業を生み出すためにニコンへ。 デジタルマニュファクチャリング領域における事業企画や顧客開発を 牽引している。 入社半年後からは、課長としてマネジメントや育成も手がける。

電子部品メーカーから転職

Masashi Tsuchiya

デジタルソリューションズ事業部
営業推進部 第四営業課
2021年入社

大学卒業後、日系の電子部品メーカーへ入社。 国内で開発営業を経験したのち、タイとシンガポールに駐在。 自動車部品メーカーの海外工場を対象として、 納期管理、売上管理、生産調整、価格交渉などを担当した。 家族の事情やワーク・ライフ・バランスを踏まえて帰国と転職を検討。 ニコンに入社し、拡大中の新規事業である光加工機の営業を担当している。

ITベンチャーから転職

Miyako Yamaguchi

デザインセンター
UI&インタラクションデザイングループ
2019年入社

前職のITベンチャーでは、WEBデザインとアプリのUIデザインを手がける。 自社アプリも担当していたものの受託制作に忙殺されることが多く、 インハウスデザイナーとしての仕事を充実させるためにニコンへ入社。 自社製品であるカメラに関係したアプリのUIデザインを行うほか、 ニコンの「2030年のありたい姿」を浸透させる特設サイトのディレクションなど、 WEB関連の担当も多数。

THEME 01

強く感じた、
変わることへの本気。

転職先としてニコンを検討した理由を教えてください。

吉田:私は前職までに、かなり幅広い業界で経験を積んできました。 ホテルでサービスをしていたことも、IT系の事業企画に携わったこともあります。 その中で、「ものづくりの会社で事業企画がしたい」という、 自分なりの軸にたどりついたんです。 それを実行する場としてニコンを選んだのは、 新規事業にかける本気度の高さをひしひしと感じられたからです。

どのあたりにその本気を感じましたか。

吉田:もっとも強く感じたのは、執行役員との面談でしたね。 ニコンの強みも弱みもちゃんと明らかにしながら、 将来的にどうしていきたいかを熱っぽく語ってもらえました。 「新規事業の経験は多くないけど、勉強しながら頑張っている会社です」。 執行役員という立場で、そこまで言えるのはすごいな、と。

土屋:私も、100年以上の歴史を持つニコンが 次のフェーズへと動き出していることに興味を惹かれましたね。 いま入社すれば、自分自身がその変革を担うことができる。 それがとても魅力的でしたし、ニコンだからこそ、 結果がグローバルに影響していくのも面白そうだと思いました。

山口:ニコンがグローバルなメーカーであることは、 アプリのUIデザインという立場から見てもやりがいにつながると直感しましたね。 前職では主に社内向けアプリの受託開発に関わっていましたが、 どうしてもユーザーの数が限られてしまう。 でも、ニコンであればユーザーが世界中にいます。 カメラなどのハードと連動するアプリである点も、 新しい知見が得られそうでワクワクしました。

THEME 02

発信をしっかり
受けとめる社風。

ニコンは技術者の多い会社ですね。

吉田:そうですね。 仕事相手の9割以上は技術者かもしれない。 非常にレベルの高い技術者が多くて、 事業企画の私としても心強いです。

土屋:頭のいい人ばかりで、すばらしい技術を生み出す素地ができている。 一方で、「その技術は本当にお客さまに求められているのか?」という 大切なポイントを洗い出すのは、営業である私の役目だと思っています。 私はいま、光加工機「Lasermeister」の拡販に携わっていますが、 現場でお客さまの声を集め、タイムリーに社内へと展開することを積極的に行っています。 リアルな声をもとに、「これはいける」と確信できる製品やサービスを、 技術者と一緒に生み出していくんです。

山口:私も職種こそ違いますが、役割は土屋さんと似ていますね。 手がけているのがアプリのUIですから、 お客さまにとっての使いやすさを何よりも追求し、 「こうあるべきだ」と社内に発信していく。

発信を、しっかり受け止める環境があるわけですね。

山口:そう思います。あるアプリのUI改善を提案した時、 最初はコストがネックになりそうだったんです。 でも、デザイン案を見てもらったところ  「こっちのほうが確実にわかりやすい!」と好評で、実行できることになりました。 提案に耳を傾け、価値のあるものなら導入も検討してもらえる雰囲気ですね。

吉田:私は入社3か月ほどの頃、 「ニコンはハードは強いが、ソフトが弱い」という課題をなんとかしたくて、 ソフトウェアの活用を組み込んだ企画を出しました。 すると、なんとかして実現しようとみんなが一緒に頭をひねってくれた。 新しい部署まで立ち上がり、思い描いたソフトウェアを本当に公開することができたんです。 「ニコンは本気なんだな」と、改めて実感しましたね。

土屋:きっと、人柄のせいもありますよね。 キャリア入社かどうかに関わらず、 相手をちゃんと受け入れる人ばかりで、しかも前向き。 人間関係の悩みがまったくありません。

山口:人をしっかり見ているためか、 担当する仕事も経歴に合ったものが中心なので進めやすい。 私の場合、アプリのほかには WEB関係の案件を優先的にアサインしてもらっています。

吉田: それに、上層部との距離が近い。社長がフラッと歩いていることもある(笑)。 このスケールの会社では珍しいと思うんですが、秘書を通さずに役員とも話せます。 トップダウンとボトムアップのバランスがとてもいいんですよね。 トップが何を描いているかもよくわかるし、上に頼り切って現場がサボることもない(笑)。

THEME 03

世界に通用するものづくりを、
日本から。

グローバルな手応えはいかがでしょうか。

山口:入社してすぐにアサインされたのが 「SnapBridge(※)」のバージョンアップ業務でした。 各国に合わせたローカライズなどを通じて、 グローバルな仕事に就いたことを最初から感じることができました。 アプリなので、各国での使われ方がデータでみえるのもいいですね。 ダウンロード数やSNSでのリアクションから、 ニコン製品を愛用している国の多さを実感しています。

※カメラとスマートフォン/タブレットをシームレスにつなぎ、撮影した画像を自動転送できるアプリ

吉田:私は材料加工を用いた新規事業を主に企画していますが、 その最初の導入先は欧米が有力なのかなと思っています。 というのも、ものづくりのプロセスを大きく更新するような提案は、 日本では受け入れられにくい傾向がある。 まず欧米で認められて、それを逆輸入する形になるかもしれない。 そのため、今は欧米を含めたさまざまなパートナーと話を進めています。

土屋:私が担当する光加工機は、 これから海外進出を本格化させようとしているところです。 山口さんのように「世界で使われている」という実感を覚えるまで、 もう少しかかるかもしれませんね(笑)。 けれど、「世界に通用するものづくりを日本から発信する」という ニコンらしい手応えは、少しずつ強くなっています。

THEME 04

キャリア入社であることを、
意識させない働きやすさ。

制度面・環境面など、働き心地についてはどう感じていますか。

土屋:コアタイムのないスーパーフレックスや在宅勤務など、 働きやすい制度がそろっていて、しかもちゃんと浸透している。 「すみません、今日は午後から家で仕事します」が通用するんです。 自分や家族の体調不良など、急用ができた時に助かっています。

吉田:夏休みと盆休みが別にあるのもいいですよね。 うちは子どもが小さいので、いまのうちに一緒の時間をしっかり持っておきたい。 その意味でも、旅行などに行きやすいのはうれしいです。

山口:もともと残業は多くないのですが、 もし発生したらスーパーフレックスを活用して働くタイミングを調整する、 という使い方もできて便利です。 それに、キャリア入社の社員が多いのも心強い。 さまざまなバックグラウンドの人と勉強会などを通じて知識をシェアしながら、 みんなで成長していける。

吉田:私は課長職なのでプロパーの社員を教育する機会も多いのですが、 やりにくさはまったく感じません。 相手が新卒入社なのかキャリア入社なのか、周りもあまり意識していないんじゃないかな。

山口:教育やマネジメントの手法にも縛りがないですよね。 自分がいちばんやりやすいやり方を取れるのがありがたいです。

THEME 05

お互いに高め合いながら、
将来のニコンの柱をつくりたい。

これからの抱負を聞かせてください。

吉田:やっぱり、将来のニコンの柱になるような事業を立ち上げたいですね。 もちろん簡単にはいかないでしょうが、だからこそ失敗を恐れずに挑戦し、 チーム全員で成長しながら実現したいと思います。

土屋:まずは「Lasermeister」シリーズを拡大し、 安定的に収益を稼ぎ出せる事業へと成長させたい。 私たち営業がしっかりお客様の声を集め、 これまで以上に喜んでいただける製品やサービスを提供することが ますます重要になっていくと思います。 私自身のキャリアでいえば、前職の経験を活かして 海外駐在のチャンスをつかめたらと考えています。

山口:向上心の高い社員が多いので、 お互いに刺激し合いながら成長することで 「この人なら安心」と頼られる存在でありたいです。 さまざまなライフステージの人が無理なく働いているニコンなら、 私自身のステージが変わっても、柔軟に働き、 成長を続けられるのではないかと期待しています。

※社員の所属・インタビュー内容は取材当時のものです。