Crosstalk

キャリア入社座談会:技術系

変革への意志をエネルギーに、
世界に認められる製品を生み出す。

MEMBER PROFILE

カー用品メーカーから転職

Katsura Iwamoto

映像事業部 開発統括部
ソフトウェア開発部 第五開発課
2019年入社

大学院修士課程修了後、カー用品メーカーに入社。 スマートフォン用アプリケーションの開発に携わる。 360度ドライブレコーダーの立ち上げなどを手がけたのち、 映像分野でさらに高い専門性を有する企業を志し、ニコンへ。 プロフォトグラファー向けアプリケーション「NX MobileAir」を開発中。

分析機器メーカーから転職

Akane Inoue

ヘルスケア事業部 技術統括部
生産・技術部 FL技術課
2021年入社

分析機器メーカーで生産技術に携わったのち、 その経験を活かした転職活動を行い、ニコンを選ぶ。 前職でニコンの顕微鏡を愛用していたことと、 品質管理に対する意識の高さに好感を持ったことが決め手。 現在は、製品立ち上げ前の図面やコストの検証、 組み立て手順書や工具の作成、外部協力会社との調整などを行なっている。

ロボットメーカーから転職

Kenta Wakimoto

次世代プロジェクト本部
第三開発部 第四開発課
2021年入社

ロボットメーカーで要素技術開発や新商品開発に従事。 国内外の客先へと足を運んでのヒアリングから、企画、設計・実装、 テスト導入後のリサーチまで、あらゆるプロセスに関わる。 より自由な発想で、新技術を融合させたロボット開発を実現するためにニコンへ。 ロボットの活用によって、人間がさらに高度な作業に集中できる世の中を目指し、 次世代の事業開発を推進している。

Kenji Endo

半導体装置事業部 開発統括部
第一開発部 第二開発課
2021年入社

前職は複合機メーカー。トナーの定着技術を開発していたが、 成長産業で新しい技術を学び、成長したいという考えからニコンへの入社を決意。 入社後は、半導体露光装置のシステム設計に従事。 オートフォーカス技術によって、シリコン材料を載せたステージを 露光に適切な距離で固定するための制御を担当している。

THEME 01

入社2日目の仕様書に、
即ゴーサイン。

どんなことを期待してニコンに入社しましたか?

脇本:ボトムアップで仕事をしたかったんです。 世の中のニーズを自分で発掘して、解決策を自分で提案したかった。 それができる会社かなと思って転職したのですが、想像以上でしたね。 入社2日目には仕様書を書いて、すぐにゴーサインが出た。 これって、次世代プロジェクト本部だからですかね?

遠藤:いや、僕の所属している部署もそうです。 ちょっとだけ前職の愚痴になってしまうのですが(笑)、 そこはトップが神様なみに強くて、言ったことは絶対だった。 でも、ニコンの基本は「顧客伴走」。それに、技術者の言うこともよく聞いてくれる。 僕のつくったシステムもすぐに採用されて、社内に広がっていきました。

キャリア入社でも、いきなり活躍できるんですね。

井上:思ったよりキャリア入社の人が多くて驚きました。 私の部署でDX化を率先して進めているのも、キャリア入社の人。 私自身も、「前職と比べて、気になるところは遠慮しないで指摘して」と 言われています。

岩本:僕も同じように言われますね。「アイデアあったらどんどん出して!」と。 「Webcam Utility(※)」のアイデアを打ち明けたら、 上司が「そういうのやりたかったんだよ!」と背中を押してくれた。 私自身が開発を担当して、ほんとうにリリースできました。

※ニコンのカメラをPCのWebカメラとして使用できるソフトウェア

遠藤:新しい風を渇望しているような雰囲気がありますね。

岩本:現状への危機感が強いんですよ。 それがちゃんと、変わろうとするエネルギーになっている。

THEME 02

歴史があるのに、新しい会社。

入社してみて、発見したことはありますか?

井上:品質にものすごくマジメです。 試作品を動かしてみて大きめの音がすると、 ほかの会社なら許容しそうなレベルでも必死に改善する。 しかも、そこにちゃんとお金をかける。さすがは大企業だなと(笑)。

岩本:そう、大企業ですよね。 僕はいい意味で縦割の組織を期待していたら、 まさにイメージ通りでしたね。技術者の専門性が高くて、 得意分野のことならなんでも教えてもらえる。

井上:でも縦割りって、ときどきやりにくくないですか? 部署と部署とのコミュニケーションが簡単にはいかないとか。 一人ひとりとは話しやすいんですけど。

岩本:それはあるかもしれないですね。 これだけいろんな事業があるのだから、 横のつながりが強まれば、新しいシナジーも生まれそう。 そこは今後に期待でしょうか。

遠藤:僕は、歴史があるから体質も古いのかなと思っていたんです。 でも、思ったよりもいまどきの会社だった。 リモートワークの環境もしっかり整っているし、 スーパーフレックスのような勤務制度もある。

遠藤さんは、お子さんが保育園に通っていますよね。

遠藤:だから送り迎えに便利なんです。柔軟な制度があって助かっています。 仕事と家庭を両立しやすいのはいいですよね。 制度的にも、社風的にも。

THEME 03

一人ひとりを
尊重する文化。

ニコンの社員の人柄はどうでしょうか。

脇本:ちょっと意外だったんですけど、 アグレッシブな人がけっこう多くないですか? もっとおとなしいかと思ってた。

岩本:そうですか? 個人的には、みなさん紳士と淑女だなと。 たとえば、人前で誰かに怒っている社員を見たことがない。 それでいて雰囲気がゆるいわけではなく、 誰もが、いい緊張感をもって仕事にあたっている。

脇本:共存している感じですね。 おとなしい人も、アグレッシブに周囲を巻き込む人も両方いて、 でもお互いに尊重しているからうまくいく。 僕はアグレッシブなタイプだから、受け入れられてよかった(笑)。

遠藤:開発って一人ではできないから、 人間関係の構築に失敗すると厳しいでしょう。 それが転職の大きなネックだと思うのですが、 ニコンならその心配はないですよ。

井上:受け入れられる、ということでいえば、 研修が充実しているのもありがたかったですね。 私の場合、思った以上に機械系の知識が必要なことが 入社後にわかって焦ったんですが、なんとかなりました。

どんな研修を受けたのですか。

井上:必須の研修と自由に選べる研修があって、 その両方を受けました。 機械加工をよく知るベテランさんから若手への講習は、 特にリアルでよかったですね。 現場でも、聞けば丁寧に教えてもらえます。

岩本:忙しいはずの人でも、ちゃんと対応してくれますよね。

遠藤:そこがとてもいいんです。

THEME 04

世界中が知っている、
黄色いロゴ。

改めて、ニコンで働く魅力とは。

脇本:やっぱり、自分の思想を製品に反映できるところですかね。 ニーズを自分でつかみ、ロジックに落とし、 ボトムアップでプロジェクトを進めていける。 しかもスピーディなんですよ。いち早く市場に投入し、 お客様のフィードバックを受けて改良する。そのサイクルが短い。

岩本:ニコンのお客様には、熱いファンが多いんです。 製品は細部までチェックされますし、 期待に届かなかった時の反応はすごくシビア。 だからこそ、喜んでいただけた時はうれしい。 もう、最高に気持ちいい。

脇本:お客様のフィードバックに触れるときほど、 技術者のアドレナリンが出る瞬間はないですね(笑)。 それがあるから頑張れるし、成長できる。

遠藤:しかも、ニコンのお客様はグローバルです。 僕はいまアメリカの現地法人と仕事をしていますが、 その先には半導体メーカーさんがいます。 ニコンの装置から生まれる半導体を通じて、 世界的に「価値のある仕事をしているんだ」という実感がありますね。

井上:ニコンの黄色いロゴを見て、 何の会社かイメージが湧く人は多いと思うんです。 世界で認められている製品に携われることが、 やっぱりここで働くいちばんの魅力じゃないかな。

ただ、その知名度がややカメラに偏っているような。

井上:そうなんですよね。 私もニコンに転職が決まった時、 まわりは「カメラつくるの?」という反応でした。

遠藤:それがくやしい。 カメラはもちろんですが、僕が関わっている半導体露光装置もあるし(笑)、 ほかにもたくさんの事業がある。 そのことをもっと世の中に広げたいですし、 転職をお考えの方にも知っていただきたいですね。

THEME 05

ニコンを通じて
自己実現を。

これからニコンで実現したいことを教えてください。

脇本:開発中のロボット向けビジョンシステムを皮切りに、 これからのニコンを支えるビジネスを事業化していきたいです。 いずれはロボットに任せられる作業の範囲を広げ、 人間はさらに高度で創造的な仕事に打ち込める世の中にしたい。 その時、「ロボットに作業させるならニコンだよね」と みんなに言ってもらえていたらいいですね。

遠藤:僕も、「半導体露光装置ならニコンだよね」と言われるように、 知名度を上げていきたいですね。 そのためにもキャリアを積んで、 プロジェクトのリーダーを任せられるようになって、 国内外で活躍したいです。

岩本:自分にしかない強みを伸ばすことで、会社に貢献していきたいですね。 個人的に自覚しているのは、 ソフトウェア技術やサービスについての感度が高いこと。 だからこそ得られる知見を開発に取り入れて、機能、性能、開発効率など、 いろんなものの向上を実現したいと思います。

井上:ニコンで改めて感じているのは、 私はものづくりが大好きだということ。 バラバラだと意味のない部品が、 組み立てられて製品になって、世界の誰かの役に立つ。 これからもその面白さを味わい続けたいと思っています。 この先、ライフステージが変わることがあっても、 ニコンなら変わることなく仕事に打ち込めるはずですから。

※社員の所属・インタビュー内容は取材当時のものです。