ニコン「NAV-SW」シリーズの発売について

広視界と像の平坦性を両立した天体望遠鏡用アイピース

2009年12月10日PRESS RELEASE/報道資料

株式会社ニコン(社長:苅谷道郎、東京都千代田区)の子会社、株式会社ニコンビジョン(社長:藤原義久、東京都品川区)は、天体望遠鏡用アイピース「NAV-SW」シリーズ5種類とコンバーター「EiC-16」およびアタッチメント「TSA-1」を、2009年12月25日より順次発売します。

ニコン 天体望遠鏡アイピース「NAV-SW」シリーズ

発売概要

商品名 天体望遠鏡用アイピース・ニコン「NAV-SW」シリーズ
「NAV-5SW」
「NAV-7SW」
「NAV-10SW」
「NAV-14SW」
「NAV-17.5SW」
コンバーター「EiC-16」
アタッチメント「TSA-1」
価格 「NAV-5SW」 38,000円(税込 39,900円)
「NAV-7SW」 38,000円(税込 39,900円)
「NAV-10SW」 38,000円(税込 39,900円)
「NAV-14SW」 38,000円(税込 39,900円)
「NAV-17.5SW」 43,000円(税込 45,150円)
「EiC-16」 20,000円(税込 21,000円)
「TSA-1」 2,500円(税込 2,625円)
発売予定日 2009年12月25日(NAV-10SW、EiC-16は2010年3月12日)

開発の背景

2009年は「世界天文年2009」として国連、ユネスコ、国際天文学連合が、1609年ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を夜空に向け宇宙の扉を開いてから400年になるのを記念し、世界中の人々が夜空を見上げ、宇宙の中の地球や人間の存在に思いをはせ、自分なりの発見をしてもらうことを目的として定められました。この年に当たり、ニコンビジョンでは、見やすさ、使いやすさを追求した地上望遠鏡=ニコンフィールドスコープで培った接眼レンズ技術を生かし、新しい分野としてどなたでも見やすい高性能な天体望遠鏡アイピースを開発、発売することとなりました。

点光源である星を見る為に天体望遠鏡には高度な光学性能が要求されますが、近年、デジタルカメラが撮影の主流になるにつれ、より高度な光学性能が求められるようになっています。視野の中心のみならず周辺の像もシャープに見える高性能天体望遠鏡は、天文観察のマニアだけでなく、スカイウォッチングを新たな趣味として楽しむ方やアウトドアライフを楽しむ家族にも普及しつつあります。
天体望遠鏡はシステム商品としても進化してきました。鏡筒、架台、そしてアイピース(接眼レンズ)は各社製品間の互換性が図られ、ユーザーが自由に組み合わせることも可能になってきました。今回発売する天体望遠鏡アイピース・ニコン「NAV-SW」シリーズは、国際標準規格であるφ31.7mmの差し込みを持つ天体望遠鏡に装着して使用できるアイピースです。
従来のアイピースでは、視界が狭く、小さなレンズに睫毛が接するほど近づいてみなくてはならないなど使いにくいものがありました。今回発売する天体望遠鏡アイピース・ニコン「NAV-SW」シリーズは、72°の広視界、像の平坦性、ロングアイレリーフなどにより、快適な天文観察を、宇宙に興味を持つ全ての方に提供いたします。

主な特長

1. 広視界

見掛け視界72°を確保しています。

2. 見やすいアイレリーフ

アイレリーフの数値にこだわるのではなく、性能優先光学設計とし、かつ使い勝手の良さを考慮した筐体設計により、実用上の目当て端面からアイポイントまでの距離はシリーズのどのレンズでもほぼ一定です。
また、射出瞳の収差を良好に除去し、これによってアイポイントから目がずれたときの「ブラックアウト」「色付き」を極力低減して使い勝手を向上させました。

3. 高度な収差補正

広視界と像の平坦性を両立した高度な光学設計です。
像面湾曲と非点隔差を極力抑制することで、中心像を犠牲にすることなく、周辺像を改善しています。

4. 迷光対策

観測に有害な迷光を極力排除するため、大きな入射角まで考慮した光学シミュレーションを実施。遮光絞り、遮光線、黒色塗装などを使い分け適所に配置しました。
レンズ面はマルチコーティングを施し、有害反射を抑えて、透過率をより向上。
またカラーバランスも、色調の厳しい評価がなされる地上風景においても問題無いよう配慮しています。

5. デザイン

広視界アイピースとして、小型軽量です。
外観デザインはニッコールレンズ群と共通の高級感ある、握りやすいローレットデザインです。

6. シリコンゴム目当て

直接肌に触れる目当てと遮光フードには、肌に優しいシリコンゴムを採用しました。

7. 着脱式遮光フード

目を密着できない高倍率観察時や、駐車場等での外乱光を防ぐ為に、遮光フードを採用。
通常の「ツノ型目当て」と異なり、眼鏡装着のまま使用可能な独自形状と振動を伝えにくい柔軟さを備え、必要の無いときには、はずすことのできる着脱式を採用しています。

8. 映える「蓄光」マーク

夜間にはデザインマークが「蓄光塗料」によって発光。紛失防止に役立ちます。
(蓄光とは、光励起により光エネルギーを蓄えて発光する現象です。事前の照射強度、時間により発光光量、持続時間は変化します)

9. 防滴構造

夜露の浸入を防ぐ防滴構造となっています。

10. “アメリカンサイズ” 31.7mm差し込み径

差し込み径は「標準サイズ」の31.7mmで、各社天体望遠鏡に使用可能です。

11. 高性能アイピース・コンバーター「EiC-16」

NAV-SW シリーズとの組み合わせに最適な光学設計により、1.6倍の倍率向上だけでなく、像面湾曲、非点隔差をさらに良好に補正しています。
また、一般のアイピースも取り付け可能な、「31.7mmスリーブ」を採用しています。

12. 「デジスコーピング(DS)」対応のアタッチメント「TSA-1」

ニコンフィールドスコープやファーブルフォトと共通規格の「デジスコーピング」撮影ができます。(目当てを取り外し、別売アタッチメント「TSA-1」を使用)
コンパクトデジタルカメラによる撮影が可能となり、月・惑星などを手軽にデジタル撮影できます。

主な仕様

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天体望遠鏡用アイピース・ニコン「NAV-SW」シリーズ
製品名 焦点
距離
構成
枚数
見掛
視界
アイ
レリーフ
視野径 取り付け
サイズ
大きさ 質量
NAV-5SW 5mm 6群8枚 72° 18mm φ6.3mm φ31.7mm φ56.5×91mm 300g
NAV-7SW 7mm 6群8枚 72° 17mm φ8.8mm φ31.7mm φ56.5×78mm 290g
NAV-10SW 10mm 6群8枚 72° 19mm φ12.6mm φ31.7mm φ56.5×79mm 300g
NAV-14SW 14mm 5群7枚 72° 18mm φ17.6mm φ31.7mm φ56.5×77.5mm 275g
NAV-17.5SW 17.5mm 5群8枚 72° 26mm φ22.0mm φ31.7mm φ56.5×94.5mm 365g

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コンバーター「EiC-16」
製品名   構成枚数 取り付け
サイズ
大きさ 質量
EiC-16 アイピースで得られる倍率を1.6倍するコンバーター 2群2枚 φ31.7mm φ50×71mm 90g

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アタッチメント「TSA-1」
製品名   大きさ 質量
TSA-1 ニコンDS システムブラケット取り付け用アタッチメント φ54.5×30mm 25g

こちらに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。販売が既に終了している製品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

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