オープンイノベーション

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ロボットやAIの利活用による産業の効率化や、サイバー空間を活用した都市やインフラのメンテナンス。来るべき時代、AIによる自動化や効率化が求められています。
ニコンでは、既存事業と親和性の高い「見る」「測る」「伝達する」側面から協業するパートナーを選択。社会課題を解決するための手段の一つとして、外部リソースを積極的に活用するオープンイノベーションを取り入れています。
例えば、M&Aや外部団体、外部企業との連携などのアライアンス、ベンチャー企業へ出資するためのプライベートファンドの設立、共に未来に挑戦する社外のイノベーターとの協働、イントレプレナー(社内起業家)の募集、育成、ベンチャーキャピタル(VC)とのコラボレーションなどを実施。さまざまな取り組みを通じて将来のビジネスへの種を蒔き、新製品の開発や新事業の立ち上げのスピードを加速しています。

アライアンス

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大学や他企業、外部団体など、社外との業務や資本の提携、共同研究、M&Aによる子会社化などのさまざまなアライアンスを構築。自社の技術だけでは足りない部分を補い、既存事業領域の周辺分野への進出や新規事業の獲得など、事業領域と事業規模の拡大を図っています。近年では、新規事業の柱として位置付けている材料加工事業において、新たな業務提携を行うことで、新しい装置の開発や販売機会の拡大などを積極的に推進しています。

英国Oxford Nanopore Technologies Limitedとの協業に関する覚書の締結

ニコンとOxford Nanopore Technologies Limited(以下「オックスフォード・ナノポア社」)は、技術的な協業をはじめとする覚書を締結しました。ニコンにおいてヘルスケア事業は、中核事業の一つであり、ニコンの持つ高度な顕微鏡ソリューションとオックスフォード・ナノポア社のDNAやRNAの解読技術を組み合わせ、科学研究や臨床現場へ展開していこうと考えています。両社の培ってきた技術を活用し、ヘルスケア領域に新たな可能性をもたらします。

米国Morf3D Inc.に出資、子会社化

ニコンは、Morf3D Inc.(以下「モーフ3D社」)の株式の過半数を取得し、子会社化しました。モーフ3D社は、宇宙航空機関連部品の受託生産において全米トップクラスの企業です。中期経営計画において注力する成長領域の一つに「材料加工事業」を掲げているニコンは、モーフ3D社が保有する事業基盤や顧客基盤と、ニコンの光加工機をはじめとする精密加工技術を組み合わせることで「材料加工事業」の拡大を目指します。

ソフトバンクとニコン、「トラッキング光無線通信技術」の実証に世界初成功

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ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)とニコンは、2台の通信機が双方向で360度追尾可能な「トラッキング光無線通信技術」の合同実証を行い、2020年12月に世界で初めて※成功しました。光の直進性という性質から、動く物同士の通信への適用は難しいとされていた光無線通信。しかし、ソフトバンクとニコンは、AI(人工知能)技術、画像処理技術、精密制御技術を活用することでそれを可能にしました。将来的には車車間通信や路車間通信、無人搬送車などの産業用ロボットやドローンとの通信、電波が通らない水中での通信といった、新たな利用シーンの創出を目指しています。

  • 2021年3月18日時点(両社調べ)。2台の光無線通信機が同時にそれぞれ任意の方向へ移動しながら相手を追尾し、通信が途切れないことを確認する実証実験として世界初。

株式会社XTIAとの資本業務提携

ニコンは、株式会社XTIA(旧社名:株式会社光コム)と資本業務提携を行うことで合意しました。材料加工事業の早期立ち上げを目指すニコンにとって、2019年から展開している光加工機の拡販は重要な施策の1つです。XTIAが持つ世界唯一の光源技術である「光コム」と、ニコンの技術力、ノウハウなどを組み合わせることで、高精度な形状測定機能を備えた、これまでにない装置の開発を目指します。

DMG森精機株式会社との業務提携

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ニコンとDMG森精機株式会社は、包括的な業務提携を行うことで基本合意しました。これにより、工作機械のトップメーカーであるDMG森精機の知見をニコンの材料加工事業に活用し、立ち上げを加速させます。また、ニコンの計測およびカメラに関連する技術をDMG森精機の工作機械に適用し、より高度な製品を両社で開発します。さらに、ニコンはDMG森精機のグローバルな販売網を活用し、レーザーによる様々な金属加工を高精度で行うことができる、ニコン独自の光加工機の販売を展開します。
今回の業務提携により、ニコンとDMG森精機は共に、革新的なソリューションをお客様に提供していきます。

英国Mark Roberts Motion Control社を子会社化

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ニコンは、優れたロボティクス技術をベースに自動撮影ソリューションで高い評価を得ているMark Roberts Motion Control Limited(以下「MRMC社」)を子会社化しました。MRMC社が開発した自動撮影ソリューションと、当社が持つ映像関連技術と広範な販売チャネルの活用などにより、映像事業における事業領域の拡大を推進していきます。

大学、企業、外部団体等との連携

ニコンでは、社外との連携を積極的に進めています。例えば、再生医療関連では京都大学iPS細胞研究所との共同研究や、株式会社ヘリオスとの業務・資本提携、複数企業が参加する「スマート・セル・プロセシング」プロジェクトへの参画などに取り組んでいます。また、東京大学に「ニコン イメージングサイエンス寄付研究部門」を開設して産業に直結する光学の教育を行い、次代の光学産業をリードする技術者の育成に貢献しています。

「大阪大学・ニコンイメージングセンター」を開設

ニコンと国立大学法人大阪大学(以下「大阪大学」)は、大阪大学のキャンパス内に「ニコンイメージングセンター」を開設しました。最先端の光学顕微鏡の利用や画像解析技術の向上を目的とした教育プログラムの提供、研究者間の共同研究の推進など、オープンファシリティとして幅広い分野の研究者をサポートしています。ニコンイメージングセンターの開設は本施設が10番目ですが、今回初めて、in vivoイメージング(生体内の生命現象をリアルタイムで捉える顕微鏡イメージング手法の一つ)が主体となっています。ニコン製品を活用した研究の支援を通じて科学技術の発展に貢献していきたいと考えています。

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プライベートファンド

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ベンチャー企業に投資するためのプライベートファンドを、2016年7月にSBIインベストメント株式会社と設立し、中長期計画における新事業創出と育成の推進、事業シナジーを実現すべく投資活動を継続しています。
対象をニコンの既存事業だけでなく新規分野にまで拡大して、日本および北米を中心に、欧州、アジア地域など、広い視野でニコンと共に将来のストーリーを描ける可能性のあるベンチャー企業への投資を進めています。

Nikon SBI Innovation Fund

事業領域
将来の映像サービス事業、産業機器事業、ヘルスケア事業など
分野
  • 材料加工
  • センシング
  • AI・画像処理
  • IoT
  • ヘルスケア
  • 光学
  • ビジョンシステム/ロボット
  • デジタルマニュファクチャリング
  • 航空宇宙
  • カーボンニュートラル
  • スマートシティ
出資状況(2016年7月~2022年3月末時点)
  • 日米スタートアップへの出資(新規投資:15社、追加出資:8件、検討中:数社)
  • 海外ディールを幅広く探索・アクセラレートしている500 Startups Japanに出資
  • 受入部門が主体となり、投資先との事業シナジーを検討しながら次期ラウンドの追加出資や事業発展を検討中

ポートフォリオ

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ベンチャーキャピタルとの協業

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新規事業の拡大に向けて、日欧米の複数のVCに出資。各VCからは多くのディール情報やトレンド情報を提供いただくとともに、定期的なミーティングで情報を交換。ベンチャービジネスの調査・比較、対象会社の事業調査や将来価値の推測算定など幅広いサポートを得ています。

アクセラレータープログラム

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ニコンでは、高い技術力や有望なビジネスプランを持ち、世界に向けてイノベーションを起こす意欲のあるベンチャー企業や、世の中に価値を問いながらアイデアを事業につなげ、自らの力で事業化を目指すイントレプレナー(社内起業家)を募集。それぞれのビジネスアイデアの事業化や活動を支援するさまざまなプログラムの提供を通じて、新規事業の創出を推進しています。

Nikon Intrapreneur Program

「Nikon Intrapreneur Program」は、ニコン初の社内起業家支援プログラムです。応募者が自ら成し遂げたいという強い意志を持って事業をつくり、やり切ることを前提としたアイデアを募集。新事業創出だけでなく、社内の活性化をも目指します。アイデアを採択された人は、イントレプレナーとして世の中に価値を問いながらアイデアを事業につなげます。社外ベンチャーとの連携によるスピード立ち上げや、社内外のメンターやカタリストの強力なサポート、ワークショップ・研修によるイノベーター育成なども継続しています。テーマ/人材の発掘の機会も増やし、意欲的な社員のさまざまな活動を誘発し、イノベーションを促進していきます。

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関連トピックス