絶滅危惧種「イヌワシ」の行動調査を支援

生物多様性の復元を目指した「赤谷(あかや)プロジェクト」

2014年8月4日PRESS RELEASE/報道資料

株式会社ニコン(社長:牛田 一雄、東京都千代田区)と株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:五代 厚司、東京都港区)は、生物多様性復元を目指す「赤谷プロジェクト」によるイヌワシの行動調査を機材提供で支援します。

群馬県みなかみ町北部、新潟県との県境に広がる約1万ヘクタールの国有林「赤谷の森」で行われている同プロジェクトは、地域住民で組織する赤谷プロジェクト地域協議会、林野庁関東森林管理局、公益財団法人日本自然保護協会が中核団体となり、協働で生物多様性復元と持続的な地域社会づくりを進めている活動です。ニコンは2005年から公益財団法人日本自然保護協会を通じて同プロジェクトを支援しており、モニタリングや記録撮影などの調査研究活動で、双眼鏡、フィールドスコープ、デジタルカメラなど多くのニコン製品が活躍しています。

今年、同プロジェクトの一環として、赤谷の森を活用した日本初となるイヌワシの生息環境向上を目指した試験が行われます。この50年、森林環境の劇的な変化により、日本に生息するイヌワシは現在150~200ペア、個体数約500羽となり絶滅危惧種に指定されています。今年9月から第1次試験地においてイヌワシの行動調査を開始し、イヌワシの保護とこの地域本来の自然の森に復元することを目指します。

ニコンおよびニコンイメージングジャパンは、この調査に対し、フィールドスコープ「EDG85 VR」、「EDG65」、レンズ交換式アドバンストカメラ「Nikon 1 V3」、「Nikon 1 J4」、デジスコーピングブラケット「DSB-N1」など総額約300万円相当の機材を提供しました。今回の支援が、同プロジェクトにおけるイヌワシの保護の一助となることを期待しています。

撮影:日本イヌワシ研究会 折内 耕一郎氏(2010年11月 赤谷の森にて)

ニコンの「赤谷プロジェクト」への取り組みは、こちらをご覧ください。

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