カナダのwrnch(レンチ)社への出資に関して

2019年6月20日PRESS RELEASE/報道資料

株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)は、コンピュータービジョンおよびディープラーニングに関するソフトウェアを手掛けるベンチャー企業、wrnch, Inc. (CEO: Dr. Paul A. Kruszewski、本社:カナダ ケベック州、以下「wrnch社」) へ、7.5百万米ドルの出資を実施しました。

wrnch社は2014年に設立され、ディープラーニングを用いて、コンピュータで人間の動きや活動を把握・分析するツールやSDK(Software Development Kit:ソフトウェア開発キット)を開発・提供しているベンチャー企業です。強みである姿勢解析技術を活かし、大手エンターテインメント企業や通信会社などへの技術提供、協業を行っています。また、資金調達を継続的に実施しており、技術開発を継続しながら成長しています。

当社は中期経営計画で発表したとおり、今後、映像事業において、B to C分野だけではなくB to B分野のビジネスの強化も図っていきます。wrnch社とニコンのリソースを組み合わせることで新たなシナジーを創出し、映像事業の領域を拡大できると判断したため、今回の出資を決定しました。
今後は、ニコンの光学技術およびニコンの子会社であるMark Roberts Motion Control Limitedの自動追尾撮影技術と、wrnch社の姿勢解析技術などを融合することで、主にスポーツ市場における自動撮影ソリューションの強化を図っていきます。また、AIなどを活用して、新たな映像体験の提供を目指していきます。

ニコンは、光学技術のさらなる活用や、革新的なソリューションや技術を有する企業との協業などを通して、映像の可能性を追求していきます。

wrnch社概要

会社名 wrnch, Inc.
本社所在地 1001 rue Lenoir Suite B101, Montreal, Quebec, Canada
CEO Dr. Paul A. Kruszewski
事業内容 コンピュータービジョンおよびディープラーニングに関するソフトウェアの開発および販売
設立 2014年
株式の種類 非上場

こちらに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。販売が既に終了している製品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

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