「ニコンF」が国立科学博物館の「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」に登録

2019年9月10日PRESS RELEASE/報道資料

株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)の一眼レフカメラ「ニコンF」が、独立行政法人国立科学博物館より「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」に登録され、本日、登録授与式にて、登録証と記念盾が授与されました。

「ニコンF」

「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」は、日本の科学技術の発展を示す科学技術資料の保存をうながし、登録する制度です。科学技術を担ってきてくれた先人たちの経験を次世代に継承していくことを目的に2008年から行われています。

「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」へのニコン製品の登録は、2008年の縮小投影型露光装置「NSR-1505G2A」、2011年の回折格子刻線機(ルーリングエンジン)、2018年のCF方式光学系研究用生物顕微鏡「バイオフォト」に続いて、今回の「ニコンF」で4件目となります。

「ニコンF」の概要

1959年に発売した、ニコン初のレンズ交換式一眼レフカメラです。絞りと露出計の連動、モータードライブの実用化など、世界初のさまざまな機能を盛り込み、高級一眼レフカメラとしての地位を築きました。1973年までの15年間にわたって計80万台以上生産され、「ニコン」とニコンの写真用レンズ「NIKKOR(ニッコール)」のブランドを揺るぎないものにしました。

「ニコンF」の選定理由(引用)

機能、品質面及びシステム性により、国産カメラの評価を世界的に高めた一眼レフカメラである。先進的なレンズマウント、クイックリターンミラー、完全自動絞りを搭載、ファインダー交換などを実現し、15年以上にわたり、プロ、ハイアマチュア用機材としてカメラ業界に君臨する製品となった。日本のカメラ産業を世界一に導く契機となった機種として重要である。

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