「ニコン フォトコンテスト 2014-2015」入賞作品決定

過去最高となる世界164の国と地域から、約89,000点の作品がエントリー

2015年7月3日PRESS RELEASE/報道資料

株式会社ニコン(社長:牛田 一雄、東京都港区)は、「ニコン フォトコンテスト 2014-2015」の入賞作品を決定しました。

写真部門のグランプリ受賞作品は、日本の野口勝宏さんによる「福島の花」に、動画部門のグランプリ受賞作品はポーランドのChris Rudz(クリス・ルッツ)さんによる「One」に決定しました。同作品を含む入賞作品は「ニコン フォトコンテスト 2014-2015 審査結果発表ページ」で本日から順次公開します。

写真部門グランプリ受賞作品「福島の花」
野口 勝宏氏(日本)

「ニコン フォトコンテスト 2014−2015」は、2014年9月15日から12月15日までの期間に、写真部門の「テーマ“HOME”の部 単写真」、「テーマ“HOME”の部 組み写真」、「自由テーマの部 単写真」、「自由テーマの部 組み写真」、動画部門の「テーマ“HOME”の部」、「自由テーマの部」の計6つの部で作品募集を行いました。

35回目の開催となる今回は、スマートデバイスを含むあらゆるデジタル撮影機器で撮影した作品の応募を可能とし、また、動画部門を拡充し、6秒から180秒までの長さの映像作品を対象にしました。さらに、19歳以下の若い世代が対象の賞「Generation N賞」を新設しました。今回は、世界164におよぶ国と地域から、合計21,100人、88,737点の作品の応募があり、応募者の国と地域の数では過去最高を記録しています。

最終審査は、多様な専門性を持つグローバルな審査員14人によって、2015年4月23日から27日の5日間にわたって中国・上海で行われました。写真を通して伝える物語の普遍性、多様性、メッセージ性の強さ、創造性、それらを最適に伝える技術といった観点から審査が行われ、写真、動画各部門のグランプリ2作品、各部1位から3位までの96作品、全応募作品の中から「Generation N賞」を10作品、応募者の投票による「応募者が選ぶグランプリ賞」1作品の計109作品が選出されました。
なお、授賞式は2015年7月14日に上海にて開催し、グランプリ受賞者を含む入賞者数名が参加する予定です。

また、以下の日程にて「ニコン フォトコンテスト 2014-2015」受賞作品展を実施します。
東京 2015年10月7日(水)~2015年10月20日(火) 銀座ニコンサロン
大阪 2015年10月29日(木)~2015年11月4日(水) 大阪ニコンサロン

写真部門グランプリ受賞作品「福島の花」に対する、
写真部門審査員長 スティーブ・メイ氏のコメント要旨

グランプリ受賞作品は、この10年の間に起こった重大な出来事の1つをとても物静かに語っていて、この受賞作のイメージは、ともすれば見逃されがちなものかもしれません。しかし、この作品が持つ複雑な美は、見る者を近くにまで引き寄せ、深い理解を求めてきます。

動画部門グランプリ受賞作品「One」に対する、
動画部門審査員長 ジョン・C・ジェイ氏のコメント要旨

グランプリ受賞作品は、文字による「声」と音声による「声」の両方を備えているという点で、応募作品の中でも珍しいものでした。また、ナレーションの女性の声は、“他の人に見えないものが私には見えます”というこの作品のメッセージを魅力的かつ視覚的に表現しています。
今回の「ニコン フォトコンテスト 2014-2015」では才能溢れるビジュアルストーリーテラーがたくさん現れましたが、Chris Rudz(クリス・ルッツ)さんは明らかにその1人でした。

世界最大規模を誇る国際写真コンテスト「ニコン フォトコンテスト」

「ニコン フォトコンテスト(NPC)」は「世界中の写真愛好家が、プロフェッショナルとアマチュアの枠を超えて交流できる場を提供し、写真文化の発展に貢献すること」を目的に、ニコンが1969年から開催している世界最大規模の国際写真コンテストです。1969年の第1回コンテスト開催以来、世界中の写真愛好家の支持を受け、世界各国・各地域からの累計応募者数は39万人を超え、累計応募作品総数は154万点に上るなど、国際色の豊かなコンテストとなっています。

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