デビッド・ダグラス・ダンカン氏のご逝去の報に接して

2018年6月8日

この度の訃報に接し、痛惜の念に堪えません。
ダンカン氏は1916年生まれ。アメリカの報道写真の第一人者であり、従軍写真家として太平洋戦争、朝鮮戦争、ベトナム戦争などを撮影、その作品はニューヨーク・タイムズ紙、ライフ誌などに発表されました。またピカソの肖像写真の撮影でも知られています。
1950年、ライフ誌の写真家として来日した折、NIKKORレンズの高い性能を見いだし、ニコンが世界に認められるきっかけを生み出した、ニコンにとっての大恩人です。
その後も報道写真家として活躍するダンカン氏とニコンは、長きに亘って絆を深めてまいりました。ここにあらためて、享年102歳のダンカン氏が世界のジャーナリズムに与えた多大な貢献を称えるとともに、互いに一世紀以上を生き抜いてきた盟友として、謹んで哀悼の意を表します。

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