設立の経緯

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設立当時の実習風景

1998年、障害者雇用促進法が改正され、法定雇用率も1.6%から1.8%に引上げられたこともあり、ニコンでも障がい者の雇用を拡大する検討を開始しました。

検討に際しては特例子会社を念頭に置いて進めました。
特例子会社は、障がい者に合わせた組織や制度を設けられること、また業務に際して障がいの特性に合わせた複数人の単位でスタッフが支援しやすく、これらを通して質と量の両面、同時に設備等の環境面でも利点があります。
加えて、障がい者への配慮を目的としたスタッフの意思の疎通や知見の共有がし易く、周囲に障がい者がいることでの安心感や、良い意味で競争意識を持てること、加えて外部機関の支援を受けやすいことも選んだポイントでした。

2000年4月、ニコン社内に「特例子会社チーム」を発足して会社設立の準備に入り、安定した雇用を目指して、就労支援センターへの業務紹介や職場整備を推進。2000年8月に「株式会社ニコンつばさ工房」を設立、同月、入社試験も行い、同年10月より事業を開始しました。

                               

翌11月からはトライアル雇用を開始し、2001年2月に本採用。同年3月に特例子会社の認可を受け、現在に至っています。