社長メッセージ

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代表取締役兼社長執行役員 最上 彰

ニコンつばさ工房は、ニコンの特例子会社として2000年の創業以来、諸先輩の努力、ご支援いただいた方々のご助力により、20余年にわたり、ニコンと共に障がい者雇用を進め、ニコングループの社会的な責任の一翼を担っています。

時代と共に業務は変化を続けており、纏まった仕事からより多品種少量の業務が増えています。世の中のデータ化が進むことで仕事は増えていますが、同時にペーパーレス化も進むために、紙文書のPDF化などの先行きは不透明であり、より付加価値の高い仕事にシフトしなければならないと考えています。

今の社会では、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を推進し、さまざまな人が活躍できる場をつくることが求められています。その場の一つとして、社会人としての自立、独立企業としての自立、そして障がいを問わず共に社会に貢献できることが基本と考えています。そのための「つばさ」が欲しいとの思いを社名に込め、多様な人材が活躍でき、その努力が認められる会社を目指します。

現在まで、“工房”の名が表す「ものづくり」を基本とし、多岐にわたる仕事に取り組んでまいりました。創業当初は軽作業から始め、近年はPDF化やデータ入力などの電子化業務、居室を出ての機密文書回収作業など、知恵を出し合い、工夫をして幅広く取り組んでいます。これも、ニコンをはじめ業務をご提供くださる皆様、あるいは支えていただいている外部も含めたすべての方々のお陰です。その信頼に応えるべく、今後も努力を続けてまいります。

働く姿勢として、三つの方針に掲げた「自ら進んで挑戦しよう」、「チームワーク」、「力いっぱい」を心がけ、新たな仕事に取り組んでいくつもりです。挨拶、返事で表している社会人としての基本も忘れません。新たな仕事を通じてメンバーが成長し、充実した人生を送ることができればと考えます。

これからも、創業からの「ものづくりはひとづくり」をモットーに、ニコンの「信頼と創造」につながる仕事を続けてまいります。心が通う明るい会社であることを目指してまいりますので、引き続き、皆様方の温かいご支援とご協力をお願いいたします。