子どもたちが将来を描くために
ニコングループでは、自社製品に関わりのある地域を中心に、経済的な理由で学校に通うことが困難な子どもたちの就学支援に取り組んでいます。


タイにおける奨学金事業
ニコン、Nikon(Thailand)Co., Ltd. は、国際開発NGOの公益社団法人シャンティ国際ボランティア会、タイのシーカー・アジア財団を通じて奨学金を支給しています。2022年度は、中・高校生150名と大学生20名に奨学金を支給し、16年間の支給人数はのべ2,747名となりました。

ラオスにおける奨学金事業
ニコン、Nikon(Thailand)Co., Ltd.、Nikon Lao Co., Ltd. は、国際教育NGOの公益財団法人民際センターを通じて、毎年100名の中学生に奨学金を支給しています。9年間での支給人数はのべ900名となりました。奨学金は現金ではなく、通学に必要な制服や学用品などの物品に換え、学生に配布しています。

国連WFPの学校給食支援に協力
国内ニコングループは、開発途上国の子どもたちの健康の向上とともに、通学のきっかけにつながる、国際連合世界食糧計画(国連WFP)の学校給食支援に協力しています。2017年度からは、従業員のWFPを応援するアクション数にマッチングして寄付を行う社内キャンペーンに取り組んでいます。このキャンペーンなどにより、 2022年度、ニコンは認定特定非営利活動法人国連WFP協会に1,298,186円を寄付しました。この寄付額は、173名の1年間の通学を支えられるであろう、学校給食43,273食分になります。
Pick Upラオス語絵本づくり
国内ニコングループでは、特定非営利活動法人ラオスのこども(Action with Lao Children、ALC)の「ラオス語絵本プロジェクト」に参加し、従業員のボランティアによる「ラオス語絵本づくり」に取り組んでいます。この取り組みは、日本語の絵本にラオス語の翻訳を貼り、ALCを通じてラオスの学校の図書室などへ絵本を届ける活動です。
ラオスでは、日本のように書籍や書店が多くなく、子どもたちが本に触れる機会が限られています。そこで、日本でできるラオスへの教育支援として2017年度から活動を始め、5年間にわたり継続しています。この3年間は、新型コロナウイルス感染症の影響から、自宅でできるボランティアとして募集、活動しています。2022年度は、のべ108名の従業員が参加し、272冊の絵本をラオスに届けました。

従業員ボランティアがラオス語の翻訳を切り貼りして作った絵本。