従業員の健康と安全

マテリアリティ9

関連するSDGs

  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 8 働きがいも経済成長も

重要と考える理由

従業員の健康と安全は、企業活動の根幹をなすものです。そして健康と安全を確保するためには、法令に基づいた健康安全管理体制のもと、各種健康診断や安全衛生教育などの健康安全の諸活動を遂行し、併行して、健康安全に関するリスク評価を行い、対策を講じていく必要があります。

コミットメント

ニコングループでは、従業員が心身ともに健康で安全であることを実感して働ける職場環境を整備・提供することが職場の活力や生産性向上をもたらすことにつながると確信しています。
こうした考えのもと、会社と従業員が一体となって、日々、健康の保持・増進と安全管理の徹底、法令遵守に努め、ニコングループ全体の労働災害の発生抑止に努めています。
また、新型コロナウイルスの感染拡大の中では、「感染防止を図りながら、事業活動を継続する」という全社方針のもと、感染予防対策を徹底しましたが、今後は「With コロナ」を前提とした新しい働き方に対応した健康の保持・増進施策を検討し、実行していきます。

代表取締役 兼 専務執行役員
経営管理本部長 小田島 匠

健康安全活動方針

ニコングループでは、毎年、「ニコングループ健康安全活動方針」を策定し、その中に示した施策を展開することで、企業活動の根幹となる従業員の健康と安全を確保し、従業員の生産性向上をめざしています。

2022年3月期の主な取り組み・成果

労働災害削減に向けた活動を実施

国内ニコングループでは、例年、さまざまな安全衛生教育を実施しています。2022年3月期は、安全衛生基本教育として、新入社員、派遣社員への雇入れ時教育および新規事業に関わるレーザー基本教育を実施しました(ニコン国内グループ受講者数約300名)。また、2019年3月期から業務起因性、業務遂行性の高い労働災害*を40件以下とすることを目標とした活動を展開しています。この結果、2022年3月期の業務起因性、業務遂行性の高い労働災害は、21件となりました。

海外グループ会社では、各社において労働災害の抑止に向けた施策を展開しています。また、ニコングループ全体としてより一層、労働災害削減への取り組みを強化していくために、海外グループ会社も含めた安全管理体制の再構築を、活動方針や目標に掲げて進めています。

  • *出張中の交通事故、個人の過失度合の高い転倒災害などを除く。
ニコングループ休業災害強度率0.01%

従業員の健康の保持・増進

ニコンでは、メンタルヘルス不調者への対応だけでなく、職場でのコミュニケーションの活性化などを含めた、「こころの健康づくり計画」を策定しています。
2022年3月期は、ストレスチェック制度の集団分析結果より、若齢層の従業員を対象にしたセルフストレスケアやストレス耐性の向上活動の推進を行いました。また、国内グループ会社の従業員も含めた過重時間外健診や復職支援は、産業保健スタッフによる管理監督者との個別協議、指導を行い、ラインケアの向上を図りました。
定期健康診断実施後の産業保健スタッフによる保健指導、禁煙活動および新型コロナウイルス感染症への基本的感染対策の啓発・実行などの取り組みが評価され、2022年3月に「健康経営優良法人 2022」に認定されました。

健康経営優良法人2022に認定

サステナビリティ報告書

詳しくはサステナビリティ報告書の「従業員の健康と安全」をご覧ください。

従業員の健康と安全

  • 健康安全活動方針
  • 健康安全管理体制
  • 安全管理水準の向上
  • 従業員の健康の保持・増進
  • 新型コロナウイルス感染症拡大防止