サプライチェーン管理の強化

マテリアリティ6

関連するSDGs

  • 6 安全な水とトイレを世界中に
  • 12 つくる責任 つかう責任

重要と考える理由

企業が製品をお客様に提供するまでには、「開発」「設計」「調達」「製造」「販売」「サービス」というバリューチェーンが形成されています。最終的に「商品」となりお客様にわたる製品は、品質はもとより、人権や労働、環境における世界的な課題に対する社会的責任をも保証するものでなくてはなりません。
バリューチェーンの「調達」プロセスにおいて、企業が原材料を世界中のサプライチェーンから調達する際、各現場では人権侵害や劣悪な労働環境、環境破壊、紛争鉱物などの問題が発生していることがあり、社会課題として認識されています。さらに二次調達先以降のサプライチェーンでは、これらの問題に対する多くのリスクが認められることがあります。
企業はサプライチェーンを可視化し、これらの問題に対して同じビジョンを持ち、ともに行動する調達先と継続的に取引を行うことで、社会課題の解決に寄与していくことが求められます。

コミットメント

オミクロン株の流行が続く新型コロナウイルスの蔓延、国際情勢の変化による資源等原材料費の高騰、さらに半導体に代表される部材の逼迫や物流の混乱など、サプライチェーンを取り巻く環境は激変しています。
このような環境下では、Q(品質)、C(コスト)、D(供給)の中で、一段と“D”が重要視されることになります。サプライチェーンにおける安定供給には、調達パートナーの協力のもとサプライチェーン全体のBCP体制を強化し、これまで以上に強固な信頼関係に基づく連携が不可欠です。ニコングループでは、ニコンが要求する品質を遵守し、サステナビリティに対する意思を共有できる調達パートナーとの連携を深め、より高い品質とサステナブルな製品を世に送り出し、ステークホルダーの信頼を得て、企業活動を持続的に行っていくことをめざします。
ニコングループは、こうした調達パートナーとサプライチェーンを構築し、調達パートナーとともにサステナブルな調達の実現をめざします。そして、これにより持続的な社会づくりに貢献していきます。

専務執行役員
生産本部長 石塚 伸之

基本的な考え方

ニコンは、“調達先とニコンは、ともに社会に役立つ製品・ソリューションをつくり、提供するためのパートナー”と考え、調達パートナーと相互理解を深め、信頼関係を築くよう努力し、共存共栄をめざします。そして、より良い社会・地球環境づくりと社会の持続的発展の実現をめざす企業として、また、社会に役立つ製品やソリューションを提供し続けるために、「ニコン調達基本方針」を掲げ、誠実で公正な資材調達を行っています。

2022年3月期の主な取り組み・成果

是正活動によるCSRリスク管理

ニコングループでは、CSR調査、監査、是正といった是正活動を3年に1回の周期で行っています。2021年3月期に取引額上位80% を占める重要な調達パートナー211社を対象に実施したCSR 調査の結果、管理基準を満たさなかった重要な調達パートナーは28社でした。2社はその後取引を終了し、26社になりました。2021年3月期に13社、2022年3月期に残り13社に是正要請し、改善支援を行って是正完了しました。これにより、すべての重要な調達パートナーが、CSR調達の管理基準を満たすことになりました。

重要調達パートナー211社CSR調達基準遵守

二次調達先以降の可視化

ニコングループは、2021年3月期から二次調達先以降の可視化を進めています。この可視化では、二次調達先の現状を把握するため、調達パートナーと同じ方法によるCSR 調査を実施した情報収集を行っています。
2021年3月期には調達パートナー(商社)11社の二次調達先60社、2022年3月期には調達パートナー(完成品外注先)10社の二次調達先43社を可視化しました。

可視化した二次調達先43社

サステナビリティ報告書

詳しくはサステナビリティ報告書の「サプライチェーン管理の強化」をご覧ください。

サプライチェーンマネジメント

  • 調達における基本的な考え方
  • ニコングループのサプライチェーン
  • 調達パートナーのマネジメント
  • サプライチェーンのマテリアリティ
  • サプライチェーン管理体制

CSR調達の推進

  • 基本的な考え方
  • CSR調達の推進
  • 是正活動
  • キャパシティビルディング
  • 外国人労働者の人権問題への対応
  • 責任ある鉱物調達への対応

グリーン調達の推進

  • 基本的な考え方
  • 環境管理システム調査とアセスメント
  • キャパシティビルディング
  • 環境管理システムアセスメント員の養成

責任ある鉱物調達