マテリアリティ3

脱炭素化の推進

関連するSDGs

7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに 13 気候変動に具体的な対策を

ありたい姿

2050年度までにバリューチェーン
全体のネットゼロを実現

戦略

Scope1、2、3の削減と
再生可能エネルギーの導入加速

基本的な考え方

顕在化する気候変動の影響と脱炭素化に向かう社会動向を踏まえ、ニコングループはニコン環境方針の中で、気候変動の緩和に向け事業、調達パートナーや顧客を含むバリューチェーンにおける温室効果ガス排出の削減と製品のライフサイクルにわたる環境への配慮について定め、ニコ ン環境長期ビジョンの柱のひとつとして脱炭素社会の実現 を設定しています(温室効果ガス削減目標については、下のニコングループのSBT参照)。再生可能エネルギー導入率については、2030年度までに100%をめざしています。
2022~2025年度の中期経営計画では、Scope1およびScope2における温室効果ガス排出量を2013年度比で46.5%削減し、再生可能エネルギー導入率30%をめざす目標を設定し、取り組んできました。これらについては、それぞれ2023年度、2022年度に早期達成しました。引き続き、2030年度目標の達成に向けて取り組みます。

ニコングループのSBT*1

  • ネットゼロ目標
    2050年度までにバリューチェーン全体で温室効果ガス排出量実質ゼロ*2を達成
  • 短期目標
    2030年度までに2022年度を基準年としてスコープ 1および2の温室効果ガス排出量を57%削減
    2030年度までに2022年度を基準年としてスコープ3の温室効果ガス排出量を25%削減
SCIENCE BASED TARGETS DRIVING AMBITIOUS CORPORATE CLIMATE ACTION/BUSINESS AMBITION FOR 1.5℃
  1. *1Science Based Targets(SBT)イニシアチブ:気候変動など環境分野に取り組む国際NGOのCDP、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)による国際的な共同イニシアチブ。パリ協定がめざす「世界の平均気温の上昇を、産業革命前と比べて2℃未満に抑える」という目標に向け、科学的根拠に基づく削減のシナリオと整合した企業のCO₂排出削減目標を認定している。
  2. *2バリューチェーン全体における温室効果ガス排出量(スコープ1、2、3)を90%削減し、残余排出量はSBTイニシアチブが定める基準に従って中和すること。

指標と目標

2024年度目標 2024年度実績 2025年度目標
温室効果ガス削減
  • Scope1およびScope2における温室効果ガス排出量を2022年度比で50%削減する
  • Scope1およびScope2における温室効果ガス排出量を2022年度比で56%削減
  • Scope1およびScope2における温室効果ガス排出量を2022年度比で52%以上削減する
  • 事業活動で使用する電力の69%以上を再生可能エネルギーにする
  • 事業で使用する電力の再生可能エネルギーの割合:70.6%
  • 事業活動で使用する電力の71%以上を再生可能エネルギーにする
製品の環境負荷削減
  • LCA手法を活用した環境負荷低減
  • LCA算定対象機種の拡大継続(新製品に対して100%実施)
  • LCA手法を活用した環境負荷低減
  • 環境配慮製品創出50%以上
  • 新製品の約63%を環境配慮製品に認定
  • 環境配慮製品創出50%以上
輸送における環境負荷低減
  • 物流における温室効果ガス排出量を、前年同月比2.7%削減
  • 物流における温室効果ガス排出量を前年同月期比1.5%削減
  • 物流における温室効果ガス排出量を、前年同月比2.7%削減
調達パートナーへの働きかけ
  • 重要な調達パートナーのCO2排出量把握(70社以上)
  • 重要な調達パートナーのCO2排出量把握(90社)
  • 重要な調達パートナーのCO2排出量把握(150社以上=調達額上位8割)

サステナビリティ報告書

詳しくはサステナビリティ報告書の「脱炭素化の推進」をご覧ください。

脱炭素化への取り組み

  • 基本的な考え方
  • 戦略
  • ガバナンス
  • リスク管理
  • 主な取り組み
  • 物流における温室効果ガス削減