汚染防止と生態系への配慮

マテリアリティ5

安心・安全な製品の提供に向けた化学物質管理や、地域社会の自然環境維持への貢献などに取り組んでいます。

関連するSDGs

  • 12 つくる責任 つかう責任
  • 14 海の豊かさを守ろう
  • 15 陸の豊かさも守ろう

2022年3月期の主な取り組み・成果

ハロゲン系禁止物質全廃・HFC代替推進

ニコングループでは、自主的な化学物質管理の取り組みとして、法令よりも厳しい「有害化学物質ガイドライン」を制定し運用しています。生産工程で使用する化学物質と、製品に含有する化学物質については、2021年3月期のHCFC全廃に続き、温室効果ガスであるHFCおよび発がん性が懸念されるジクロロメタンについても対策を進めています。2022年3月期は代替候補の絞り込みを行い、一部を除いて決定に至りました。HFCは、2036年までに85%以上削減を目標とするモントリオール議定書に対し、大幅に前倒しで削減を進めます。ジクロロメタンは大気への排出量を最小限に抑えるべく、密封、代替などの技術開発を行っています。

FSC森林認証紙への転換

ニコングループでは、「紙調達方針」に基づき、使用量が多く社会への影響が大きい紙資源から優先的に、FSC森林認証紙への転換を進めています。環境アクションプランにおいて、事業部門が使用する紙のFSC森林認証紙化の取り組みを推進し、2022年3月期は、国内、北米、欧州で新規発行する商品カタログは特殊紙を除き、95%がFSC森林認証紙となりました。また、顕微鏡や測定機器などでは使用説明書についてもほぼ切り替えが完了しました。

国内、北米、欧州で新規発行する商品カタログの95%

サステナビリティ報告書

詳しくはサステナビリティ報告書の「汚染防止と生態系への配慮」をご覧ください。

製品の有害物質削減

  • 有害化学物質規制への対応
  • オゾン層破壊物質の全廃
  • 有害物質を使わない技術

有害化学物質の管理・削減

  • 化学物質管理に関する方針と取り組み
  • 製造時における化学物質の管理・削減
  • ニコングループのPRTRとVOC
  • PCB (ポリ塩化ビフェニル)廃棄物の管理と処理
  • 大気・水質・土壌汚染防止

生物多様性の保全

  • 基本的な考え方
  • 生物多様性に配慮した紙利用
  • 業界団体における活動
  • 各事業所での取り組み
  • 生物多様性保全・復元への支援

関連する方針