廃棄物等の管理・削減

基本的な考え方

サーキュラーエコノミーへ移行する中で、企業には廃棄物を減らし、資源の再使用、再利用を行い、環境影響をできるだけ減らすことが求められています。

ニコングループはニコン環境方針の中で循環型経済への対応として、資源効率の最大化と廃棄物の最小化、廃棄物の最終埋立処分量の削減および再資源化、そして製品のライフサイクルにわたる環境配慮を掲げ、製品の製造工程や事業所からの廃棄物削減に取り組んでいます。

関連する方針

戦略

廃棄物総排出量の削減だけでなく、廃棄物を他の産業の資源として活用し、社会全体としての廃棄物の排出をゼロにするという「ゼロエミッション」の考え方を取り入れ、独自のゼロエミッションのレベル別指標を導入し、最終埋立処分量の削減および資源循環の推進に取り組んでいます。

廃棄物の処理については「廃棄物適正処理要領」を策定し、各国の法規制に則り、適切に廃棄物処理委託(適切な委託処理業者の選定と契約を含む)を行っています。「廃棄物適正処理要領」では、廃棄物の排出日・処分終了日(中間処分)・排出種類・排出重量・埋立処分量(リサイクルとならない最終処分量を含む)を月次にて管理を行い、廃棄物の適正処理を確認することを全生産系事業所に義務付けています。各事業所の廃棄物管理は、EMSアセスメントにて評価を行い、課題を洗い出し改善につなげています。また廃棄物処理の所管部署は、当該事業所内の従業員に対し、廃棄物の管理全般の改善を推進するための教育を実施しています。

ピックアップ

ゼロエミッションへの取り組み

  1. *1最終(埋立)処分率=最終(埋立)処分量/ (廃棄物+有価物)。
  2. *2最終(埋立)処分量とは最終処分場における埋立などによる処分量。

ニコングループでは、ゼロエミッション*の定義にレベル別指標を導入しています。

ニコンおよび国内グループ生産会社はすべてレベルSを維持しています。2025年度は、Hikari Glass (Changzhou) Optics Co., Ltd.(中国)と、Nikon X-Tek Systems Ltd.(英国)、Nikon SLM Solutions AG(ドイツ)がレベルSを達成しました。また、Nanjing Nikon Jiangnan Optical Instrument Co., Ltd.(中国)がレベル1を達成しているほか、他のグループ生産会社においても2030年度までにレベル1の達成をめざし、さらなる取り組みを進めています。

  • *ゼロエミッション:国連大学が1994年に提唱。産業活動から排出される廃棄物などを、他の産業の資源として活用し、社会全体として廃棄物ゼロにするという考え方。

生産工程における取り組み

宮城ニコンプレシジョンでは、使用済み軟質系ビニール(気泡緩衝材、ビニール袋)の分別回収および有価物化の取り組みを推進しています。回収にあたっては、部品輸送後に帰社する自社輸送車の空きスペースを有効活用することで、効率的な回収体制を構築しています。2025年度には圧縮梱包機を導入しました。この取り組みにより、使用済み軟質系ビニールの45%以上を有価物として再資源化しています。

光学ガラスの研磨に使用される研磨材は、使用後、研磨汚泥として廃棄されます。研磨汚泥は国内ニコングループから排出される廃棄物の約15%を占めます。ニコングループは、この研磨材の再利用方法を確立し、フォトマスク基板の生産を行うニコン湘南分室では、従来比で研磨汚泥廃棄物が約45%削減できました。現在さらなる削減に取り組んでいます。

仙台ニコンでは、再資源化を推進しています。廃プラスチックでは、素材、色による分別、成形品のゲート部品の破砕、発泡スチロールの加熱による減容などを実施。金属くずでは、切り粉に付着した油分の遠心分離などの施策により、有価物としての価値を高めています。

サステナビリティ報告書2026

より詳細はサステナビリティ報告書の「廃棄物等の管理・削減」をご覧ください。

サステナビリティ報告書2026 - データ集

「環境」に関するデータをまとめています。

関連するハイライト

持続可能な社会にむけたニコンらしい取り組みを紹介します。

関連情報