製品・容器包装の3R

基本的な考え方

世界がサーキュラーエコノミーに向かう中、社会の一員である企業には廃棄物の発生そのものをできるだけ防ぎ、環境影響をできるだけ減らすような製品ライフサイクルを考えることが求められています。

ニコングループはニコン環境方針の中に循環型経済への対応として、原材料使用量の最適化や製品寿命の延長などによる資源効率の最大化、バージン資源の利用からの脱却、そして製品のライフサイクルにわたる環境配慮を掲げ、製品の開発、設計段階において製品・容器包装の3R(リデュース・リユース・リサイクル)に取り組んでいます。

関連する方針

戦略

ニコングループは多種多様な製品を扱っているため、それぞれの事業の特性を踏まえた戦略が必要です。ニコングループではリデュース、リユース、リサイクルに必要な施策を整理し、事業ごとに適切な目標を立てて取り組んでいます。

ニコングループが取り組む3R施策

●リデュース
①環境負荷の小さい材質選定、小型化、部品数削減促進
②製品の長寿命化
③プラスチック包装材の削減
④プラスチック容器、包装の紙・植物由来プラスチック材への切替促進

●リユース
①製品、部品、材料、包装材の再利用推進
②中古機販売の拡大
③中古機販売の継続推進、可否判断

●リサイクル
①リサイクル材の新規採用決定
②リサイクル材の採用推進(調査等)
③プラスチック包装材のリサイクル材への切替推進

ピックアップ

製品の長寿命化

FPD露光装置「FX-88SL」のイメージ

ニコンではお客様にご愛用いただいている製品を長期間ご使用いただけるよう、「プラザ点検パック」および「定期メンテナンス」を点検・清掃を行うサービスとして提供しています。
定期メンテナンスサービスとは、お客様のご愛用のカメラ機材・レンズ各部作動点検、精度確認ならびに細部にわたる清掃ほかを点検用機材・装置が完備された環境で行うサービスです。

また、古いFPD露光装置についてもお客様に長い間ご使用いただくため、投影レンズのリフレッシュやアップグレードを実施しています。

さらに、2025年に受注開始したFPD露光装置FX-88SLはFPD露光装置として初めてUV-LED(紫外線LED)光源を搭載しています。従来のランプと比較し、寿命が長いことから装置を長期間使用できることが期待できます。

容器包装におけるプラスチック削減

生物顕微鏡「ECLIPSE Ti2-E」の包装

ニコングループでは、使い捨てプラスチックの削減を重要なテーマのひとつと位置付け、映像製品だけでなく、産業用製品についても、容器包装において使い捨てプラスチック使用量の削減や紙系材料への変更などの取り組みを推進しています。

ヘルスケア製品の生物顕微鏡「ECLIPSE Ti2-E」の包装では、これまで使用していた発泡プラスチック製の緩衝材をすべて紙製に変更しました。さらに規定の落下・振動試験に耐えうる梱包形状を検討し、梱包材重量の約16%削減とともに金属留め具の廃止を実現しました。

これらの取り組みは、環境負荷低減と製品品質の両立が評価され、公益社団法人日本包装技術協会主催の「2025日本パッケージングコンテスト」において、「テクニカル包装賞」を受賞しました。さらに、世界包装機構(WPO)主催の「ワールドスター2026」においても、パッケージ分野で世界的に権威のある「ワールドスター賞」を受賞しました。

サステナビリティ報告書2026

より詳細はサステナビリティ報告書の「製品・容器包装の3R」をご覧ください。

サステナビリティ報告書2026 - データ集

「環境」に関するデータをまとめています。

関連情報