重点テーマ

ニコングループでは、社会とともに持続的に成長していくために、優先して取り組むべきマテリアリティを選定しています。2025年度は、中期経営計画(2026~2030年度)を策定するにあたり、マテリアリティの見直しも行いました。今回の見直しでは、企業理念などの上位方針と、事業環境や社会課題の変化予想をもとに、ニコングループの目指すべき未来像について議論を重ね、その実現に向けて注力すべきことをマテリアリティと定義付け、選定しました。
新たに特定したマテリアリティは、昨今の多様な定義におけるマテリアリティとの混同を避けるため「重点テーマ」と呼称することとし、3つの「価値創造のための重点テーマ」と8つの「信頼向上のための重点テーマ」で構成しています。
価値創造のための重点テーマ
ニコングループが事業による価値創造を通じて貢献していく領域を定めました。また、価値創造のために不可欠な人材の多様性と組織力強化の主要な要素と、価値創造を加速・拡大するためのパートナーシップにおける主要な要素を明確化しました。これらは経営戦略の中で進捗を管理し、取り組みを進めていきます。
信頼向上のための重点テーマ
テーマごとの「ありたい姿」を定め、それらのリスクと機会の双方に適切に対応するためのニコングループの取り組みを「戦略」と位置付け、各戦略における「指標」と「目標」を策定しました。これらの年度計画の進捗をサステナビリティ委員会において管理し、着実な実行をめざします。
気候変動への対応
- ありたい姿
- 2050年度までにバリューチェーン全体のネットゼロを実現
- 戦略
- Scope1、2、3の削減と再生可能エネルギーの導入加速
- 指標/目標(達成年度)
-
- Scope 1、2削減率/2022年度比 57%(2030年度)
- Scope 3の削減率/2022年度比 25%(2030年度)
- 再生可能エネルギー導入率/100%(2030年度)
関連するESGへの取り組み
貢献するSDGs
資源循環の推進
- ありたい姿
- バリューチェーン全体における資源消費の最小化と資源循環利用の最大化
- 戦略
-
- 資源消費量の削減と廃棄物等の削減
- 取水量削減につながる水有効利用
- 指標/目標(達成年度)
-
- 製品のプラスチック材料へのリサイクル材使用率/5%以上(2030年度)
- 廃棄物総排出量削減率/2018年度比 10%以上(2030年度)
- 淡水消費量削減率/2018年度比 5%(2030年度)
関連するESGへの取り組み
貢献するSDGs
汚染防止と生態系への配慮
- ありたい姿
- バリューチェーンにおける人の健康と生態系への負の影響ゼロ
- 戦略
- 化学物質の適切な使用と生態系への影響・依存の低減
- 指標/目標(達成年度)
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- 製品における有害化学物質の含有/含有ゼロ(2030年度)
- 製造プロセスにおける有害化学物質の使用/使用ゼロ(2030年度)
- FSC 認証紙または再生紙の比率(カタログ、取扱説明書、梱包箱)/100%(2030年度)
関連するESGへの取り組み
貢献するSDGs
バリューチェーンにおける人権尊重
- ありたい姿
- 事業活動におけるライツホルダー*の人権尊重の取り組みの定着
- *人権の主体となる人のことであり、人権を侵害されている、またはされる可能性がある人々を指す。
- 戦略
- ニコン人権方針による人権啓発と人権デューディリジェンスの実施
- 指標/目標(達成年度)
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- 人権方針浸透度/100%(2030年度)
- ニコングループにおける人権デューディリジェンス(人権リスク調査および改善活動)実施率/100%(毎年度)
- DEIポリシー浸透度/100%(2030年度)
- 業務起因性、業務遂行性の高い労働災害件数/60件以下(毎年度)
- 高ストレス者率(ニコン)/前回全国平均*1以下(毎年度)
- 「活気」と「働きがい」平均値(ニコン)/前回平均*2以下(毎年度)
- *1ストレスチェック実施業者発表による
- *2厚生労働省の素点換算表を用いた評価点の5段階平均値。数値が5点に近いほど良好、1点に近いほど課題がある状態を表す
関連するESGへの取り組み
貢献するSDGs
サプライチェーンのレジリエンス
- ありたい姿
- 事業リスクや社会課題に適切に対応したサステナブルなサプライチェーン
- 戦略
- サプライチェーンのリスクアセスメントと有事に即応できる仕組み構築
- 指標/目標(達成年度)
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- 人権デューディリジェンス実施*1率(重要な調達パートナー)/100%(2030年度)
- サプライチェーンのBCP体制把握*2(重要な調達パートナーの2次調達先)/100%(2030年度)
- サプライチェーンのサイバーセキュリティ体制把握/100%(2030年度)
- *1調査や監査により是正が必要な場合は改善完了まで実施
- *2BCP体制構築に必要とされるサプラチェーンの範囲を調達先の社数にて管理
関連するESGへの取り組み
貢献するSDGs
製品・サービスの品質と安全
- ありたい姿
- 安全、環境、セキュリティに配慮した高品質で競争力のある製品・サービスの提供
- 戦略
- 品質マネジメントの高度化と定着
- 指標/目標(達成年度)
-
- 製品のリコール件数/0件(毎年度)
- 事業環境の変化に対応した品質マネジメントシステムの見直し計画の達成度/100%(毎年度)
- 品質に関する基本教育の理解度(事業部、グループ生産会社)/80%以上(毎年度)
関連するESGへの取り組み
貢献するSDGs
情報セキュリティ・サイバーセキュリティ
- ありたい姿
- グローバルなセキュリティ統制とサイバーレジリエンスの確立
- 戦略
- 先制的なリスク管理とゼロトラスト思考に基づくガバナンス推進による、サイバー耐性の継続的向上
- 指標/目標(達成年度)
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- 事業継続に深刻な影響を及ぼす重大サイバーインシデントによる業務停止日数/0日(毎年度)
- グローバルセキュリティ基準(NIST CSF等)に基づく成熟度評価の目標レベル達成率/95%(2030年度)
- 標的型攻撃メール訓練における不審メール報告率/70%以上(2030年度)
関連するESGへの取り組み
貢献するSDGs
コンプライアンスの徹底
- ありたい姿
- コンプライアンス違反の発生ゼロ
- 戦略
- ニコン行動規範の浸透
- 指標/目標(達成年度)
-
- コンプライアンス意識の定着*/95%以上(毎年度)
- 内部通報制度の認知度*/95%以上(毎年度)
- *ニコングループ意識調査により確認
関連するESGへの取り組み
貢献するSDGs
重点テーマの選定
ステークホルダーとの日頃のコミュニケーションにより得た声や、リスク・コンプライアンス委員会にて把握したリスク、外部環境などに基づき課題を分析するとともに、各事業部門の事業部長と企画部長に対してヒアリングを行いました。また、国際規範(GRIスタンダードやSDGs、RBA行動規範、SASB、ESRSなど)や競合他社の動向、外部ESG評価などをもとに課題抽出を行い33項目のリストを作成し、ニコングループが社会・環境に与える影響と、社会・環境がニコングループに与える影響の双方からスコアリングを行いました。これらをもとに、経営戦略および、人事、調達、環境、コンプライアンスなどのコーポレート部門と議論を重ね、重点テーマ(マテリアリティ)特定のステップ案を作成しました。その上で、社外有識者とのディスカッションや経営委員会などでの経営層による議論を経て、サステナビリティ委員会にて重点テーマを特定し、取締役会にて承認されました。
重点テーマ(マテリアリティ)特定のステップ
サステナビリティ報告書2026
より詳細はサステナビリティ報告書の「サステナビリティマネジメント」をご覧ください。
関連情報
ハイライト

持続可能な社会にむけたニコンらしい取り組みを紹介します。












