お客様満足の向上

基本的な考え方

ニコングループは、品質・安全に優れ、社会に有用な製品・サービスを提供することにより、お客様の満足と信頼の向上に努めています。以前よりお客様と接する機会を増やすなど、お客様の声を製品・サービスに取り入れる体制を築いていますが、今後はさらにその体制を強化していきます。

また、一般消費者向けのデジタルカメラから産業用機器までの幅広い製品において、ユーザビリティとアクセシビリティの向上を通じて、お客様が安全に、使いやすく、信頼してご利用いただける体験を提供できるよう努めています。

主な取り組み

お客様の声を活かした製品開発[映像事業]

お客様の声を活かすフロー(映像事業)
お客様の声,コールセンター・サービス窓口など,分析・検討,開発、設計、マーケティング、品質管理など、
さまざまな視点からお客様の声を検討,現行品,次機種以降,お客様

映像事業では、コールセンターやサービス窓口、NPS*スタッフなどを通じて世界中から届く一般ユーザー、プロユーザー、および業務で撮影機材を使用いただいているユーザーの声を収集しています。そして、それらの分析を行った上で、開発、設計部門やUX、マーケティング部門、品質保証部門など、さまざまな視点から検討を重ねています。こうした分析・検討の結果を、製品やサービスに反映し、お客様満足の向上につなげています。

また、新製品の開発だけでなく、機能アップデートなどに積極的に取り組み、製品購入後のお客様のご要望にも迅速に応えています。

  • *NPS(Nikon Professional Services):ニコン製品を使用するプロフェッショナルフォトグラファーの会員制サポートサービス。

製品のユーザビリティ・アクセシビリティ向上への取り組み

ニコングループが定める「品質管理指針(QMD:Qualit y Management Directive)」に基づき、安全性と併せて使いやすさにも配慮し、社内外のモニターを活用したユーザビリティテストやウェブアンケート調査、専門家による評価を製品開発時に実施しています。また、人間特性(身体、知覚、認知、操作の負荷)を客観的に検証し、お客様が快適に使える製品開発に取り組んでいます。

さらに、事業横断的な組織として「デザインセンター」を設置し、製品・サービスのUX(体験設計)、外観、UI(ユーザーインターフェース)、グラフィックやムービーなどの各種コンテンツデザインを強化しています。これにより、お客様が製品やサービスを通じて感じる満足度、感動、使いやすさ、心理的な心地よさといった「主観的な価値」の高さ(体験品質)の向上をめざしています。

サービス向上への取り組み[映像事業]

映像事業では、「顧客第一」を念頭に、お客様に「ニコンの製品を購入して本当に良かった」と言っていただけるサービスの提供をめざしています。2026年3月末現在、世界70の国や地域で、 200を超える修理施設やダイレクトタッチポイント(お客様窓口)において一貫した高品質なサービスを提供できる体制を構築するとともに、さまざまな取り組みを通してグローバルでのサービス品質の向上を図っています。

ピックアップ

「ニコン ZR」におけるユーザビリティへの配慮と、お客様の声を反映した機能強化

上:「ニコン ZR」/左下:「ZR」の画面モニター/右下:動画専用ファイル名設定のカメラメニュー名

ニコンのカメラは、多様なユーザーや使用環境を想定したユーザビリティに配慮し、World Wide Web Consortium(W3C)勧告の「Web Content Accessibility Guidelines(WCAG)2.2」に適合したコントラスト設計や多言語対応(右から左へ書く言語を含む)を実現しています。特に2025年10月に発売した「ニコン ZR」では、大画面モニターを搭載し縦位置表示にも対応することで、視覚・認知への負荷を軽減しています。

加えて製品の発売後も、ニコンは世界中のお客様から寄せられる要望を真摯に受け止め、お客様の利便性や体験価値の向上に努めています。「ニコン ZR」では、お客様の声に迅速に対応すべく、発売から3カ月後の2026年1月にファームウェアアップデート(Ver.1.10)を実施しました。このアップデートでは、動画撮影記録時間の延長、映像と音声の同期や複数台のカメラ間の正確な同期を実現するタイムコードの有線接続対応、動画ファイル名の重複を避けられる動画専用ファイル名設定を追加しました。これらの機能追加にあたっては、操作導線や設定画面の表示も見直し、制作現場で直感的に扱えるよう配慮しています。アップデートの結果、複数台運用での編集効率向上やポストプロダクションでのファイル管理負荷の軽減といった実務上の効果が早期に確認されています。

サステナビリティ報告書2026

より詳細はサステナビリティ報告書の「お客様満足の向上」をご覧ください。

サステナビリティ報告書2026 - データ集

「社会」に関するデータをまとめています。

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